SublimeText3のカラースキームを作った話
こんばんは、春の応用情報を受けるのに参考書を買ってすらない、かささぎです。たぶん落ちる。。。
機械学習を試してみたいと思い、tensorflowのサンプルを動かそうとしたのですが、動きませんでした。動いたらwriteUP仕様と思っていたのですが、残念な結果になったため、今回は全く別の話をします。chainerのほうがいいのかな...
皆さんはどんなエディタを使っていますかね。vimやatom、emacsにterapadなど、さまざまなエディタが存在しますが、僕はSublime Text3を利用しています。最初は「sublimeって崇高って意味か、かっけー」とか適当な理由で使い始めたのですが、今日では使い慣れて、とても重宝しています。前に使っていたgeditが使いづらかったのもあるかも。
そのSublimeTextで、自作したカラースキームを利用できると聞き、興味を持ったのでやってみました。今回はそれについてまとめます。
1. カラースキームの作成
まずはカラースキームを作成します。Sublime Text内のxmlファイルを直接編集して作成することも一応可能ですが、クソ面倒くさいので、カラースキームエディタを用います。
tmtheme editorというものを利用しました。
https://tmtheme-editor.herokuapp.com/#!/editor/theme/Monokai
こちらでは、変更をリアルタイムで確認しながら、カラースキームのデータを作成し、ファイルをダウンロードできます。sublimeTextのほかに、vscodeやtextmateなどでも利用できるそうです。
使い方を説明します。
左から二番目の"general"では、エディタ全体の色について調節できます。項目を説明すると、
- background 背景色
- caret カーソルの色
- foreground 通常の文字の色
- invisibles なんやこれ(分かりませんでした)
- lineHighLight カーソルがある行の左端の数字につく色
- selection 選択した位置につく色
という感じです。
一番左の"scopes"では、特定の文字につける色を調節できます。
例えば"String"をダブルクリックしてみると、
このように表示されます。
"scope"が範囲を示していて、今回は"String"、つまり、シングルクォーテーションやダブルクォーテーションで囲まれている文字、ということになります。
このscopeについては、SublimeTextの公式HPで解説されています。
https://www.sublimetext.com/docs/3/scope_naming.html
ですが、いちいち翻訳して、この色に決めてと繰り返すのはまあまあ大変です。
なので、左上にある"Gallery"から、自分の作りたいスキームと近いものを選んで、それを変更していく感じで作っていくのをおすすめします。
利用できるスタイルは、文字色だけでなく、背景色(通常は警告などに使われる)もあります。また、文字を太文字にしたり、イタリックにしたり、下線を引いたりすることもできます。
画面右側では、スタイルのプレビューを見ることかできます。右下のボタンではサンプルコードの言語を切り替えることができます。また、その隣の"Customize preview code"を押すと、自分で書いたコードでスタイルの確認をすることができます。
完成したら、緑色の"Save"と書かれたボタンを押し、隣の"Download"を押して、"tmTheme.txt"というファイルがダウンロードされれば成功です。
私は今回、このようにしてみました。
ごちうさカラーです。
ごちうさの画像を、ペイントのスポイトを利用して色データを取得しながら、地道に作りました。
2. Sublime Textへ反映
Webの参考ソースではsublime text2を使っている方が多かったため、反映するのがなかなか大変でした。
まず、ダウンロードされたファイルのファイル名を次のように変更します。
(利用したいファイル名).tmTheme
拡張子が変更されますが、テキストエディタなどで開くことができるため問題ありません。
次にSublime Textを開き、Preferences->Browse Packagesを開きます。
そして、Userというフォルダを作成し、その中に先ほど作ったスキームのtmThemeファイルをぶっこみます。
その後、Sublime Textを再起動します。
起動したら、Preferences->Color Schemeを開き、作ったscheme名で検索して、それを押せば、完成です。
いやーいいですね。
文字をごちうさのタイトルの色にしたのが工夫点です。
ちなみに実行結果
ごちうさ三期待ってます...
今回作ったテーマはGitHubにおいておきます。
よかったら、自由に持ってきて、利用・改造してください。
https://github.com/hiroto3432/GotiusaStyle
それでは。